ポケモンGoに対する批判と擁護

2016年7月31日

diary

鉄道各社や高速道路公団、果ては国立大学までが出現させるなと要望を出す事態になっていますが、予想できなかったのかなあ。事前情報はあったんだから、日本配信が始まる前に要望出せば良かったのに。

まあ、自分はあまりの電池消費に恐怖してすぐ止めたんですが、上記のようなニュースが多くなってきたので再度インストール、充電100%にしてからもう一回やってみました。
 少しはこのゲームのことがわかったので、批判と擁護をしてみようと思う。

まずは批判から。

インストール直後から苛つかさせられたのは、ニックネーム。
アルファベットなのはどうでもいいけど、何をどう組み合わせてもNG。意味のある単語は幾ら組み合わせても無駄だろうと諦めて「tldnsknwcs」にしました。誰だおまえは。

次に捕まえたポケモンをどうすればいいのかわからない。いや成長させればいいのはわかるけど、なんだろう、餌与えて肥えさせるだけに感じられて面白くない。戦ったりして経験値貯めて……というRPG脳には成長させてる実感が湧かない。

あとこれは世代の差なのかも知れないけど、そもそもポケモンを知らない人間には捕まえたポケモンに愛着がないので、成長させたいとかもあまり思えない。
致命的なのは「魅力がない」こと。
これも人によるから一般論としてではなく単なる感想としてだけど、何しろ捕まえたポケモンが可愛いとも面白いともカッコいいとも思えない。ただボール投げただけだから、そりゃそうだよね。自分のものになるまでに何の苦労もしていないんだし。

そして最大の問題は、やっぱり電池消費がパないこと。100%にしてから始めたのに、自宅周辺を1kmほど歩き回ったら8%に。AR切ってるのに。何だこれワロえない。途中、携帯充電器をぶっさしてる人を何人か見ましたが、やっぱり何がそこまでさせるのかわからない。

と、言う訳で結局はぐるぐると回ってみてサヨナラしたんですが、それとこれとは別というのが最初に挙げた社会問題的な部分。
ここからは擁護、というか制限かけようとしている団体や批判している人に対する批判かな。

まずは鉄道や高速などの交通機関。
いやJRはそもそも何なのよ、ポケモンラリーとか散々乗っかってきたじゃない。安全性は別なんだ、と言うのはわかるけどそれってポケモンに限った話じゃないでしょ。
プレイしている人数が多いことが問題なんだ、って言うならじゃあその基準は?
1駅で何人やってるか?接触事故が起きたかどうか?じゃあ、その件数は何件が基準?

「問題が起きたから安全を考慮して禁止の要望だします(キリッ)」
最初に言ったように、事前に想定できたよね。対策委員会とかプロジェクトとか作れたでしょうよ。
ポケモンラリーもあるし、あわよくば相乗効果狙おう。
どうしても安全性に問題がありそうなら建前上、禁止の要望を送ろう。
そういった浅ましさが見え透いちゃうのが、元公務員の限界なんだろうか。
本当に乗客の安全性を考慮したいんだったら、いっそのこと駅ホームでは歩きながらのスマホを禁止すればいいんじゃないの?
駅構内前面禁煙にできたくらいだ、それくらいできるでしょうに。

高速道路はまあ危ないよね。
でも、そもそも運転中の携帯操作は違法ですよね。ポケモンが問題な訳ではない。
ただ、こちらは駅と違って対策しようがないのもわかる。SAだけ出現しないようにしても無意味だし。

歩きスマホは確かに苛つく。危ない。
ただ、それは今回に限った話ではない。
歩きスマホそのものを何とかしないといけないのだから、これを機に検討してみたらどうでしょうかね。法律で禁止してもいいと思うんですよ、歩きスマホは。
ナビがー、とか言う人いますけど、立ち止まって確認して歩き出せばよくね?
「この先の2つ目の信号を左折してだいたい200mくらい歩いたらもう一回確認しよう」で何がダメな訳?音声ガイダンスもあるよね。

何かこう、ポケモンGoに対する批判って何かにのっかってるだけで根本的な部分から目を逸らしている意見が多いような気がするのです。
そして、それら批判に対する批判、擁護派は何の根拠も示さず「ポケモン面白い、わからないやつはバカで残念なやつ」とか喚いているだけの子どもが多い。お前の語彙力が残念だよ。

まあかなり早い段階でブームも去り、ユーザーも減り、いつもの日本の風景になることはわかっているので神経質になることもないと思いますけどね。このブームが年内続くとはとても思えないし。