廃校になった小学校分校

2011年5月5日

walking japan 千葉 廃校 分校


首都圏の市街地からほんのちょっと行った場所にある、廃校となった小学校の分教場です。すぐ近くに、こんな廃校があったなんて知らなかった。

中には入れません。また、敷地には集会場もありますので、地元の人の迷惑にならないよう、場所は特定しないでおきます。
静かな所ですので、例え場所がわかったとしてもバイクの音を響かせて行ったり、騒いだり中に立ち入ろうとしたり、そういうことはしないで下さい。 こういう場所はたまたま立ち寄ったらあった、という程度がいいのではないか、と。
入り口。 上の写真だと右側、大木の陰にあります。


硝子窓がなくなっている箇所があったので、そこから覗き込むように撮影した教室内部。机や椅子などはなくなっており、かなり広い空間だけになっていました。

廊下の正面に見えるのが入り口。教室側は広場に面していて明るいですが、廊下側は窓の外も鬱蒼とした木立なので暗め。 
できるだけ短時間で、と思ったのでホワイトバランスなど細かい調整もせず、さくっと撮って撤退しました。




廃墟や廃校のサイトを見てみると、
「地元の人の迷惑にならないように」
「危険な場所には立ち入らない」などはありますが、意外にないのが

「公共交通機関を使いましょう」


廃校や分校を訪れる際は、出来る限り公共交通機関を使うようにしています。 
とある西日本の田舎を散策中、廃校となった分校に出会ったことがあり撮影して帰ろうとしたところに地元のおばあちゃんがいた(そのおばあちゃんの息子さんが分校出身)のでちょっと話を聞いてみたところ、割と知られた場所のようで「たまに撮影に来る人を見かける」とのこと。 
ただ、「バスで来られるのに、バイクや車で来る人ばかり。田舎だけども、そこら辺に適当に駐車されたり、煩いバイクで来られるのは迷惑している」と言われたので、どうしようもない場合を除いてはバスなどを使うようにしています。
もちろん、レンタカーを借りるお金が勿体無い、というひどく情けない理由もありますが。 

特に廃校は、それが残っているというのは【卒業生が思い出を残したいという気持ちを込めて残している】場合があります。 決して、見世物にするためではありませんので、自分たちの思い出の場所に観光気分でバイクや車を連ねて来られたら、気持のいいものじゃないですよね。
ただ、こういう雰囲気を味わいたくても味わえない人たちの方が多いですから、場所が特定できないように公開することだけは許して頂きたいな、とも思います。 

その辺の兼ね合いで、「中には立ち入らない」「できる限り短時間で」「騒がず」「勝手に物を動かしたり壊したりしない」「場所を公開しない」のが、ぎりぎりのラインかと勝手に思っています。
もしかしたら、いやきっと、それでも迷惑なんでしょうけれども。 

廃校の画像を公開しているサイトの管理人やブロガーには、これらの注意点に加えて交通機関も入れて欲しいと思っています。 確かに、1時間に1本、酷い時には3時間待たなきゃならなかったりしますが、そういった不便さも含めての雰囲気じゃないかな、と思いますので皆さんも廃墟や廃校を訪れる際には是非、

「出来る限り公共交通機関を使う」
ことも心がけてみてください。