侵略!イカ娘 第01話「侵略しなイカ?/他」

2010年10月7日

animation

下馬評ではダメっぽかったので期待していなかったのが良かったか、意外に面白かった「侵略!イカ娘」を今期の単体レビューに。
これなら原作が終わってなくても問題ないだろう、と思ったのも一因。


色んな意味で前代未聞。
語尾に「げそ」が口癖のヒロインてなんだよ。

イカ娘が陸上のことに疎い、というのは予想通りだとしても、流されてつい海の家の手伝いをしてしまっていたり、うっかりガラスコップを落として割った時には本気で申し訳ないと思っていたり、何だかいい子じゃなイカ?

髪の毛=触手?が最初は「なんじゃこら」と思っていたけど、見慣れるとこれはこれで。
ていうか、触手がここまで戦闘力の高いものだとは……マッハ超えるとか、ぱねぇっす、イカ娘さん。海の家の姉妹も悪くないキャラ。姉が天然ボケで妹が突っ込み役ってのは、やっぱりやりやすいのかな。

弟も、ただ煩いだけのガキだったらウザイなと思っていたけど、そんなことなかった。なんか、いい方へ期待を裏切ってくれるなあ。
イカ娘の触手に振り回され叩き付けられても面白がったり、イカ娘と仲良くなろうとイカの被り物作ってみたり、なかなか打たれ強いな。明るい弟キャラを加えて、3人姉弟のバランスも程よくとれてる。

笑えた。イカだからって、まさかヒロインが墨を吐くとは……まじぱねぇぜ、イカ娘。
そしてあれだけの戦闘力を誇るイカ娘をあしらい、恐れさせる長女。

天然で優しい長女が実は、というパターンはお決まりで安直だけど、全体がうまくまとまって好印象だと、そういうテンプレも悪くないと思えてしまう不思議。
しかし、栄子じゃないけど、この姿を絵と音で見てしまうとイカスミスパゲティを食べられなくなるな。

こんなにげっそりするまで墨を吐かせるとは。お客様のために鬼になれる姉は接客業の鏡ではあるけど、やっぱ怖ぇ。
OPは久しぶりに聞いた正統な電波系。が、エンディングがなんか無駄にいい歌だった。ていうかなぜ伊藤かな恵? これから出るの?
大正野球娘の時にも思ったけど、巧くはないけど聞きやすいね。